昨日の晩、飲んでる最中にメールが届いた。





『中田引退だって!!』





と書かれたそのメールを読み、さもありなんと思いつつも





自分の嫌な予感が当たったことを悲しく思った。





ブラジル戦後の涙。そして公式サイトの更新はそれ以来途絶えていた。





家に帰り、酔っぱらいながらも公式サイトを開いた。





そこに書いてある文章を読み、泣いた。





惜しい。余りにも惜しい。





サッカーへの愛情を引退を決めていた最期のピッチ上で再認識したと彼は書いていた。





その思いを胸にあと4年間頑張って欲しかった。





『潔い幕引きだった』と今日、会社で朝礼当番だった俺は、中田の引退についてそう言った。





しかし、しかしだ。ヒデよ。





俺はいちファンとして、貴方の引退を残念に思う。





公式サイトの引退表明の文章は名文だ。




こんなに情感豊かで、しかも清流のようにながれていくような文章にはなかなかお目にかかれない。






だが、悲しくて悲しくてしょうがない。






今日も彼のことを思い出すたびに涙ぐんでしまった。







しばらくは、気持ちの整理がつきそうにない。






情けない話だ。






彼はもう次のステージを見据えているだろうに。






俺は置いてけぼりだよ。






……失恋に似ているね。何だか。